めぐみさん(イスラエル)
2000.4






エルサレム 〜嘆きの壁編〜 ユダヤ教

 聖地エルサレムに来ました。すごい所です。本当に聖地という空気いっぱいで、祈りの声、音、街中が全部神聖な所みたいな、感動する地です。

 特にユダヤ教とキリスト教にとっては第一の聖地で、ユダヤ教との人、服装を初めて見ました。ユダヤ教の男性は黒いスーツに黒い帽子をかぶり、年配の人は長くヒゲをはやしています。小さな子供はキッパという直径15cm位の小さな帽子をつむじのところにちょこんとのせていて、13才になると成人になるという少年はヒゲはないものの大人の人と同じ黒いスーツに黒い帽子をかぶっている人達がたくさんいます。

 彼らはエルサレムの旧市街の中になる嘆きの壁に向かって、左側は男性、右側は女性に別れて、ユダヤ教の教典を手に持ち、くり返しくり返し首だけでおじぎをするような仕草で熱心に祈りを捧げていました。

 宗教やことさらユダヤ教となると日本人にとってはとてもなじみが薄く、私には奇妙なものに感じられましたが、宗教のパワーを鳥肌が立つほどゾクゾク感じました。エルサレムは是非是非たくさんの人に訪れてほしい地です。


2000.4.25 イスラエル・エルサレムより めぐみ






エルサレム 〜悲しみの道 ヴィアドロローサ編〜 キリスト教

 キリスト教第一の聖地エルサレムに来ました。旧市街の中にイエスが死刑判決を受けてから十字架を背負って歩き、はりつけにされて死んでしまうまでたどった「悲しみの道 ヴィアドロローサ」という所があるのですが、私もその道を歩いてきました。

 約1kmの道のりの中にムチ打ちされた場所、十字架を背負わされた場所、母マリアがイエスを見て涙を流した場所、息絶えた場所、そしてキリストのお墓…。と第1から14のステーションが設けられ、それぞれに教会や祭壇などがあります。世界中からキリスト教徒が集まっていて、特に2000年の今年はイスラエル全土でキリストゆかりの地を訪れる巡礼客を迎え入れている様子が強く伺えました。

 悲しみの道は最後に聖墳墓教会という大きな教会にたどり着くのですが、中はいつも人がたくさんで、キリストが死んでしまってから、埋葬される前に遺体に油を塗ったという塗油の台があり、そこへ口づけする信者が多く、涙がにじんでしまいました。

 エルサレムは今まで見たものをすべて忘れてしまうぐらい本当に素晴らしい地です。そして2000年にこの地を訪れることができて、本当に幸せだと思いました。


2000.4.25 イスラエル・エルサレムより めぐみ





手紙の解説

 エルサレムは、ユダヤ、キリスト教、イスラム教の三つの宗教の聖地であり、そして、ユダヤ人・パレスチナ人・ヨーロッパ人などさまざまな民族がこの地を巡って抗争を繰り広げてきた地でもあります。善人vs悪人、被害者vs加害者、の単純な図式が通用しない所でもあります。めぐみさんのおっしゃるとおり日本人は宗教にはなじみがなく、このように宗教が「生きて」ある場所に出会うと戸惑ってしまうでしょうが、その戸惑いはとてもいいことなんではないかと、個人的には思います。

2000.5.17 kem